最終日だから、というわけではありませんが、レポートにもやや気合いが入ったのか、いつもより余計にシャッターを押してしまいました。そのまま自分だけで楽しんでいるのもなんですから、皆さんにもお裾分けいたします。下のコンサート・レポートとあわせてお楽しみください。
11時過ぎからスタートしたリハーサル。すでに全力投球気味で、余計なお世話ながら「最後までもつのか」と心配になりました。石川さんの左足はどうなっているのか。
シンガーの春日保人さんはオープニング・コンサート「聖母マリアのカンティガ」にも登場。終演後のパーティで音楽祭サポーターの方が「とにかく最初から最後まで笑顔だったのがいい!」と絶賛されていました。
アントネッロのメンバーも、リハーサルの初日から圧倒され続けたというニコラウさんは、今年の音楽祭の中でもシンボル的な存在だったかもしません。西山まりえさんとのチェンバロ・デュオは白熱のバトル。
ダンサブルな曲で前のめりのグルーヴ感を出していたのが、わだみつひろさんのパーカッション。手だけですみません。勇姿は上の写真で。ウェブサイト「太鼓屋」のプロフィールを拝見すると、幅広い音楽のライヴをやっていらっしゃいます。
リハーサル中、何があっても動じないわ、というオーラを醸し出していた(と勝手に思っている)石川さん。通奏低音の鑑?
濱田「そこんとこ、どうなのよ」
古橋「いやあ、あの、その……」
西山「けんかしちゃダメだよお」
石川「今日は楽器の鳴りがいまひとつだわねえ」
(もちろんうそです)
これぞ濱田さんの、魔法の道具箱。見えにくいでしょうが、小さなクマちゃん(?)も一緒です。
プログラムに載っていない音楽家にとまどわれた方もいらっしゃると思いますので、あらためてご紹介しておきます。
2人の歌手は左から岡庭弥生さん、藤澤えりかさん。このお2人はフィナーレでバルコニーに登場しました。オープニング・コンサートにも出演されています。コルネットとリコーダーは古橋潤一さんです。
リハーサルの最中でも、同時進行で会場のセッティングが行われています。今回もコントラポントのコンサートと同様、立教大学の先生や学生さんなどに多大なご協力をいただきました。感謝。
アントネッロを陰であやつる闇のボスだった藤澤さんの後ろ姿。というわけはなく、会場のあちこちで音のバランスを確認し、ステージのメンバーに伝えています。
リハーサルも佳境を迎える中、会場の外ではお客様にお配りする公演情報チラシなどの挟み込み作業がスタート。陰ながらここでも、学生さんたちが大活躍です。
チェンバロは非常に繊細な楽器であるため、調律師の方は常に気を配り、時間ができると調律をして楽器の機嫌をうかがっています。
コンサート前の写真撮影中。まるでギリシャの遺跡にでも立っているかのようなポーズ。来年の音楽祭のウェブサイトやパンフレットに使われるかもしれません。
この直後にお客様が会場へ。いよいよ、フィナーレを飾る宴が始まります。